狭心症インフォメーション

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心臓

女性特有の微小血管狭心症と減塩食について

心臓病でも女性がなりやすいものとして狭心症のひとつである微小血管狭心症が注目されています。この病気は中高年女性に多く見られ、心臓の微細な血管に異常が発生します。過労や不眠、気温の変化などが誘因として考えられます。症状としては、背中の痛みや歯痛、みぞおちや胃の不快感や痛み、吐き気などが起こり、狭心症の典型的症状とは若干異なります。また、安静時や睡眠時に起こることが多く、活発に活動をしているときにはあまり見られません。通常は数分程度で発作が消えますが、数時間続く例もあります。女性は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの働きによって動脈硬化から守られており、月経があるうちは狭心症になることはほとんどありません。閉経後にエストロゲンが減ることで発症しやすくなると考えられます。この病気では、通常の狭心症で異常が起こる血管より更に細い血管で閉塞や痙攣が起こります。よって治療には微小な血管にも拡張作用があるカルシウム拮抗薬などの内服薬が処方されます。通常の狭心症で効果が高いニトログリセリンがほとんど効果がないことも特徴的です。狭心症の危険因子として最も大きいのは高血圧です。高血圧をコントロールするためには生活習慣を改めることが大切であり、最も効果的なのは食事の改善です。現在の日本人の平均的な食塩摂取量は、厚生労働省が提唱する摂取量を大きく上回っているため、減塩食を心がけることが必要です。日本では、本来様々な食材と味付けで塩分の過剰摂取を抑えてきました。日本食はバランスのとれた減塩食といえます。おいしい減塩食をつくるためには、旬の食材を選び、素材のうまみを引き出す調理法を工夫することが大切となります。